義肢・装具とはどういうものなのだろう?
義肢(PROTHISIS)とは
義肢とは、上肢又は下肢の欠損のある方が装着して、その欠損を補填又はその欠損により失われた機能を代替するための器具及び機器のことをいいます。
義手や義足のことを総称して義肢と呼びます。
最近では、義肢の種類も増えてきて、筋肉からでる微弱な電気を感じとり操作する筋電義手や、コンピューター制御で動く膝継手のある義足なども頻繁に使われるようになっています。
装具(ORTHOTICS)とは
装具とは、四肢・体幹の外部から支えることにより、機能障害の軽減を目的としたものです。
たとえば、コルセットや膝のサポーターなどがあります。
最近は、装具の形だけでなく、色もバリエーションが増えてきてカラフルになってきています。
治療用義肢・装具と更生用義肢・装具
義肢・装具の使用目的には大きく分けて二種類あります。
① 治療用のもの
医師の処方の元、治療の目的として義肢(仮義肢=切断して初めて製作する義肢のこと)や装具を製作する場合です。費用の補助を受ける先として、健康保険・生活保護・労災・戦傷・結核予防法があります。
一時的な使用目的なので、治療用義肢・装具の修理について健康保険適用はありません。
② 更生用のもの
治療後に障害が固定し(身障手帳を持ち)、日常生活に必要とされる義肢・装具のことです。
継続的に使用するものであり、その費用を自治体から補助を受けることができる場合があります。(修理についても同様)
※費用の補助を受ける場合は、必要な書類・手続きがあります。
詳しくは担当の義肢装具士にお相談ください。